DAO(分散型自律組織)

スマートコントラクトによってガバナンスルールが定義され、トークン保有者の投票で意思決定を行う組織形態。

DAOとは

DAO(Decentralized Autonomous Organization、分散型自律組織)とは、スマートコントラクトによって運営ルールが定義され、特定の管理者ではなくトークン保有者の投票によって意思決定を行う組織形態のこと。

従来の組織では、取締役会や経営陣が意思決定を行い、その権限は法的な枠組みで規定されている。DAOでは、資金の配分、パラメータの変更、プロトコルのアップグレードといった意思決定がオンチェーンの投票で行われる。

仕組み

  1. ガバナンストークンを保有するメンバーが提案(プロポーザル)を提出する
  2. トークン保有者が賛成・反対の投票を行う。投票権はトークンの保有量に比例するのが一般的
  3. 一定の条件(定足数、賛成率など)を満たすと、提案がスマートコントラクトを通じて自動的に実行される

投票から実行までがコードで保証されるため、「可決されたのに実行されない」という事態が起こらない設計になっている。

代表的なDAO

法的な位置づけ

多くの国でDAOに対応する法人格の枠組みは整っていない。一部の州(米国ワイオミング州など)ではDAO向けのLLC(有限責任会社)登録を認める法律が制定されているが、ほとんどの法域では法的な位置づけが曖昧なままになっている。

課題